観光スポット
No. 112, Wenquan Rd, Beitou District, Taipei City, Taiwan 112
普済寺
1934年の再建時、信者の多くが台湾総督府交通局鉄道部の職員であったことから、鉄道部運輸課の村上彰一課長の諡である「鉄真」にちなんで「鉄真院」と名付けられました。境内には「村上彰一翁碑」が立てられています。1998年、正式に市定古跡に指定されました。静けさと安らぎに包まれています。
日本式の建築様式で素朴かつ厳粛な日本の宗廟の美しさが表現されています。本殿には高級なヒノキ材が使用されています。現在も日本式の参拝儀式が行われています。
之 10, No. 30, Zhongshan Rd, Beitou District, Taipei City, Taiwan 112
地熱谷
北投温泉公園のそばにある地熱谷は北投温泉の源泉の一つです。一年中硫黄の煙が立ち込め、恐ろしい地獄を思わせることから「地獄谷」や「鬼の湖」とも呼ばれています。大屯山火山群の中で水温が最も高い温泉で、夢幻のように硫黄の煙が充満する風景はまるで仙境のようです。日本統治時代には台湾八景十二勝の一つに数えられていました。
地熱谷にある放射性元素の「ラジウム」を含む石は「北投石」と呼ばれ、世界に数千種類ある鉱石の中、唯一台湾の地名が付けられた鉱石です。この鉱物は現在台湾の北投と日本の秋田県玉川温泉にのみ存在しています。近年、北投石の再生を目的とした北投石保護区が設置され、温泉郷の情緒が味わえるほか、独特の鉱石についてより深く理解することができます。
地熱谷の温泉温度は約80℃~100℃で、塩酸酸性泉に属しています。酸性度が非常に高く腐食性のある水質で、「青磺泉(青硫黄泉)」や「磺水頭」とも呼ばれています。以前は観光客が高温の泉水を利用して「温泉卵」を作っていましたが、近年は温泉の水質保護と転落事故防止のために禁止されています。気持ちよく旅ができるよう、地熱谷へは食べ物を持って行かないようにしましょう。
No. 251, Guangming Rd, Beitou District, Taipei City, Taiwan 112
北投図書館
台北市立図書館北投分館は台湾初のエコ建築の図書館で、豊かな生態系に恵まれた木の生い茂る北投公園にあります。温泉博物館に隣接する地下1階、地上2階、総面積650坪の図書館です。屋内の本の香り、屋外の鳥の鳴き声が互いに照り映え、読書を快適で楽しいアクティビティにしています。
数万冊の蔵書を誇るほか、「生態系保全」をコレクションの特徴としており、目がくらむような知識の宝庫は、愛読家にとってまさに本の楽園となっています。屋内読書エリアのテーブルと椅子は、建物と呼応する精巧なデザインとなっています。屋外には木の遊歩道、テーブル、椅子、読書台があります。そよ風に吹かれながら読書をし、大自然と一緒に本の世界に浸ることができます。一息つきたくなったら屋外へ出て、一面緑の森、生態系、ハス池を眺めれば、目の疲れが取れるだけでなく、心身ともにリラックスできます。
屋根の軽量エコルーフには16kWの電力を発電できる太陽光発電パネルが設置されています。バルコニーに大量の深い日よけと垂直の木製格子を使用することで室内への熱放射を軽減し、エネルギー消費を抑えながら省エネを実現しています。エコルーフと斜めの芝生のデザインにより、雨水が回収タンクに自然に排出されるようになっています。リサイクルされた水を植物への散水やトイレに使用し、緑化を実現しながら水資源の無駄を削減しています。
No. 2, Zhongshan Rd, Beitou District, Taipei City, Taiwan 112
北投温泉博物館
北投温泉博物館の前身は「北投公衆浴場」でした。日本統治時代の台北庁長である井村大吉の命により計画され、総督府の建築家森山松之助の監修の下、1913年(大正二年)6月17日に竣工しました。和洋折衷の2階建てで、当時は東アジア最大の公衆温泉浴場でした。1階の浴場はレンガ造り、2階の休憩所は木造で、入口は2階にあります。
同浴場は静岡県の伊豆山温泉を模しており、当時の台北州庁の公衆衛生に関する経費で造られました。2階の休憩所にはあずまや、靴をはき替える玄関、湯上りに涼める畳の広間があります。広間の隣には「望楼」という突き出した台もあり、北投の山と水の景色を楽しめます。屋内では食べ物や飲み物も販売しており、芸術文化パフォーマンスが開催されることもあります。
No. 244, Guangming Rd, Beitou District, Taipei City, Taiwan 112
瀧乃湯
百年の湯・台湾の湯~体を温める温泉・心を温める人情
台北新北投。温泉郷の中心にある自然で素朴、歴史深く豊かな物語をもつ温泉浴場。それが瀧乃湯です。
瀧乃湯の温泉浴場は、現在では珍しい庶民的な建築スタイルで、新北投温泉エリアに現存する最古の日本式温泉浴場です。ゆっくりと時間を過ごしながら療養できる場所となっています。
瀧乃湯が愛され続ける理由は、歴史感あふれる雰囲気と情緒、そして変わらない青硫黄泉質の天然温泉です。
112, Taiwan, Taipei City, Beitou District, 七星街1號
新北投駅
日本統治時代、新北投地区の温泉観光産業を開発するために新北投支線が建設され、1916年(大正5年)に「新北投乗降場」が設置されました。その後「新北投駅」に改名され、新北投という地名の由来となりました。新北投駅は淡水線の駅で台北市に唯一残る100年の歴史をもつ駅です。木造の駅舎で、彫刻が施された軒下の托座と、1937年に駅舎の拡張により作られた3+1の組み合わせのドーマーが大きな特徴となっています。
No. 6, Zhongshan Rd, Beitou District, Taipei City, 112
北投梅庭
1930年代後半に建てられた和洋折衷の北投梅庭は、戦時中の別荘でした。
日本の木造構造と西洋のRC造が融合しており、時代を反映する建築スタイルと技術が取り入れられています。
梅庭は100年の歴史をもつ北投公園の端にあり、緑豊かな屋外の中庭があります。北投渓の地形に沿って建てられており、胸壁式構造の外壁には現在採掘が行われていないキ哩岸石が使用されています。入口の柱にある「梅庭」という文字は書道家の于右任氏の筆跡を模しています。楼閣と地下の防空シェルターが設置されており、屋内にはかつて温泉浴場もありました。北投温泉エリアの歴史的特徴を代表する建物で、2006年にその建築的特徴と歴史保存価値から「台北市歴史建築」に登録されました。
No. 2, Zhongshan Rd, Beitou District, Taipei City, 112
北投児童公園
北投児童楽園は新北投温泉博物館の向かいにあります。一番有名なのは、100年の歴史をもつ石の滑り台です。
2020年、公園の再生計画により、100年の歴史的な姿を残しながら新たな遊具が追加され、子供が遊べる新天地となりました。
No. 6號, Zhongshan Rd, Beitou District, Taipei City, 112
北投公園露天温泉浴場 千禧湯
1999年12月に開放されエリアで、千禧湯(ミレニアム)に合わせて「千禧湯」と名付けられました。敷地面積は約1000平方メートルで、石や木材を主体とした日本風の建築スタイルとなっています。チケット売り場とトイレの屋根には黒い文化瓦が使用されており、和風の雰囲気が漂っています。
地熱谷から引いている泉水は、一般的に青磺泉(青硫黄泉)と呼ばれています。浴場は地形の高さによって6段に分かれており、4段は温泉、2段は水風呂となっています。温泉の温度は38℃~45℃で段が高くなるほど熱くなっており、好みの温泉に浸かることができます。